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シルクスクリーン

シルクスクリーン_版

編み目上の「メッシュ」と「印刷部分が孔(あな)になっているスクリーン」と二層になっている  スキージーと呼ばれる道具を使い、インクを「穴」に流し込む

シルクスクリーンプリント

アンデトローゼはシルクスクリーンというのをつかって印刷をしています。 シルクスクリーンは紗に孔(あな)をあけ手刷りでインクを流し込むというアナログでシンプルな印刷方法です。 Tシャツの印刷方式は、少し前まではシルクスクリーンを使ったプリントが大部分のシェアを占めてきました。 (最近はインクジェットのデジタルプリンターで布地に直接印刷する方法も増えてきています。) シルクスクリーンの利点は、インクジェットプリンターでは難しい蛍光カラーや金、銀、モコモコする発砲インクを使える事です。 中でも最大の利点は、下記の動画のように、同じプリントでの大量生産をおこないやすいという事です。 [youtube id="IQnLGB0YqQs"]

「世界にひとつ」のTシャツ

シルクスクリーンの印刷方法がデジタルではなくアナログでシンプルという点にフォーカスし、 普段は絶対におこなわない色々な印刷方法を試行錯誤し、マーブルに印刷できる方法を開発しました。 シルクスクリーン印刷のセオリーを無視し、アンデトローゼはシルクスクリーンの最大の利点である「大量生産」を放棄しました。 その他、デザインをミニマル(必要最小限)にし、色々応用がきくようにし、シルクスクリーン最大の利点である「大量生産」の カウンター「一点物」を、手刷りでつくっていく事にしました。

マーブルプリントのアップ  色彩や配置を考えながらつくる「トライアングル」Tシャツ

通常のシルクスクリーン印刷は同じTシャツを何十枚、何百枚と印刷してから版を洗いますが、 アンデトローゼの場合マーブル印刷をしたら色が混ざってしまうので、版はその都度洗わなければなりません。 その他、色彩や配置決めの考える時間なども含めると、作業効率が通常印刷の何十倍以上かかります。 他のブランドはまずこんな非効率で馬鹿な事はしません。 しかしその対価として、世界にたったひとつだけの素晴らしいTシャツが出来上がります。 ファッションは「自己表現」です。 「世界にひとつ」は、何にも替えられない、かけがえのないものだと考えています。